2010年11月24日水曜日

4月は世界天文月間です

世界中で宇宙を見ようよ100時間(100Hours of Astronomy)の世界一周観望会やガリレオの夕べ(Galilean Nights)では、世界中で一斉に夜空を見上げようと世界中で天体観望会が企画されました。とくに天体望遠鏡を持つ本当にたくさんの天文ファンがこの取り組みに賛同し、それぞれの地で宇宙の姿を紹介する案内人として活躍しました。街角で道行く市民とともに星空を楽しんだ光景は、世界天文年2009の象徴的なシーンとなりました。

世界天文年2009をきっかけに行動を起こしたことで、アマチュア活動の幅が広がり、その後の活動(や人生)に影響しているという声もよく聞きます。世界天文年2009に実施された数ある世界企画の中でも最大級の成功を収めた企画と振り返る人が多いのもうなずけます。そして世界天文年2009が終わってからも、国や民族や世代を超えた一斉イベントの連帯感、ひとつの星空の下で心を通わせる感動体験を再び望む声が相次ぎました。

そうして2010年4月は世界天文月間(Global Astronomy Month)となりました。国連が決議した世界天文年2009のような国際年ではありませんが、世界天文年2009の精神を受けてAstronomers Without Borders(AWB)が主体となって世界的に一斉に同じ天体、同じ天文現象を観ようと展開した企画です。AWBは、世界中の天文同好会や天文ファン有志の協力組織で、世界天文年2009の世界企画「世界中で宇宙を観ようよ100時間」や「ガリレオの夕べ」では実働部隊として活躍した組織です。

2011年4月には、再び世界天文月間(GAM2011)がやってきます。
スローガンは みんな地球人、夜空はひとつ(One People, One Sky)

土星を見ようと呼びかける日程や、世界一周観望会、月の週間、太陽の日など、具体的な日程が発表されました。イベントを企画してみようという方や、望遠鏡をお持ちの方は、2011年の世界天文月間のスケジュールに合わせてみてはいかがでしょうか。
http://www.astronomerswithoutborders.org/news/latest-news/17-whats-new/511-gam-2011-save-the-dates.html

私自身、その頃にはどこで何してるかわかりませんが、ひとりの天文ファンであることは確かなので、何かやろうと思っています。